step.4-7 今日やらない行動を先送りする
Step.4-6 までで「次に取るべき行動」に従って行動していくところまでやりました。 しかし、このままでは「どこまでやったら終わりなの?」「というか全部やるの?しんどくない?」といったストレスを抱えることになります。
どうすればいいかというと、二点あります。
今日は今日やるエリア内のタスクを全部消化したらおわり、という運用にする
今日や(らなくてい|りたくな)いものは、適宜今日やるエリアから外す
つまり「今日はここまでやったらおわり」という基準をつくることと、必要に応じてスキップしてもよいという許容を設けることです。
それではやってみましょう。
1. デイリータスクについて意識するために、以下質問に答えてみてください。
1. 今日やるエリアには何個の項目がありますか?
2. 仮に今日中にそれら全部を消化するとしたら、できそうですか?
3. 仮に今日中にそれら全部を消化するとしたら、何分(何時間)くらいかかりそうですか?
いかがでしょうか。「今日やること」が(頭の中ではなく目の前に形として)示されているので、感触がわかりやすいと思います。
感触はどんな感じでしょう?
「なんだ、こんなもんか」でしょうか。
それとも「普通に多すぎて無理だわ」でしょうか。
いずれにせよ、感触がわかることが重要です。
2. 先送りをしてみましょう。以下手順を行います。
1. 今日やるエリアから「これは今日やらなくてもいい」と思う項目を 2 つ選びます
2. 選んだ項目を、今日やるエリアから「今週やりたい」エリアに移します
3. 終わったら、もう一度1.に答えてみてください。
可能なら「これなら今日中に全部終われそうだ」という個数になるまで繰り返してみてください。
デイリータスクとスキップ――この二つは GTD ではなくタスク管理の概念ですが、非常に重要なものです。
デイリータスクがあるからこそ、一日一日メリハリを持って行動できますし
スキップという考えを知っているならこそ、無理せず先送りできるのです